言葉

自己実現と助け

自己実現という言葉はいつごろからよく使われるようになったのだろう。 わかっているようで、うまく説明しにくい。 また、聞いていて、わかっているのかなあと思うときもあったりする。 創造的存在としての人間、大きな可能性を秘めた存在としての人間である…

情報ということ

情という字は、「こころ」とも読むようです。 そこから、五木寛之さんは、情報はこころを報じることではないかと言います。そして、今や、情報は数字や統計などの情報のなかで最も次元の低いものを意味していると書いています。また、情とは湿り気を帯びた人…

特殊な感覚で見えるもの

以前、Sixth Senseという映画を見たことがあります。 主役は子どもで、見えないはずの人が見えるという内容であったと思います。 見えない人が見えるという話は、いろいろあります。たとえば、自分が自分を見る、ということもあります。 デイビッド.A.ヒル…

忠について考える

忠という字は、中にこころ(心)と書きます。 これを、心のなかを満たすと説明をする人がいます。 心のなかを満たす。つまり充実させる。それは、誠実な姿だといいます。 私たちは、ともすると封建時代における忠、すなわち主君への、現在で言えば上の者への…

分割して知る

知るというのは、自分も含め、物事を分割していくことなんですよ。 あんまり分割しすぎちゃあ、いけません!

勝ち組と負け組

ひところ勝ち組・負け組という言葉がはやり、それこそ猫も杓子もというか、あちらこちらで耳にしたものですが、これなどは如何に人々が名利を追うことに追われているかということを示していると思います。

専門用語で普通の営みを語る

アカデミズムというのは、ふつうの暮らしから少しはなれたところにある。 だから、そこで使われる言葉(用語)は、ふつうの生活でよく使う言葉とは違っていて、専門用語などとも呼ばれる。これを、ふつうの生活に近づけて言うなら、業界用語と言ってもいい。 …

過剰な意識の問題

意識を研ぎ澄ますことは、有機体あるいは生活体が持っている健全な機能を疎外させることに繋がる。 だから、ひたすら考えることがよいことかというと、そうではないんだ。 逆の場合で言えば、ひたすら考えないといけない状態になっているってことは、そこに…

芸術など

芸術のような、 言語を用いない抽象表現形態は、 それが表現過程の中にあるときには、「生」と結びついているが、 表現し終わった後は、 「生」の抜け殻のようなものだ。

格好のいいやり取り

時には、格好のいい会話がしてみたいね。 たとえば、こんな会話がある。 ルパンⅢ世・カリオストロの城の最後の方のシーンなんだけどね。 クラリス姫に言う銭型警部の次のような会話だ。 銭型: Lupin pulled off his theft. クラリス姫: No, he didn't stea…

抽象表現形態ですらも

言語を用いない抽象表現形態は、 我々にとって、 二分法を持たずにいられる大切なものだ。 しかし、それもまた、 常に二分法的世界の足枷(あしかせ)をはめられたり、 二分法的世界へ引き戻される綱につながれている。

言葉の信奉者の哀れ

言葉の信奉者は、 物事を観察し、分析し、評価する者になりえても、 真を知るものにはなりえない。 悲しむべきは、 その信心を深めるほど、 まさにそれを生きている己からも、 離れた者になってしまうということだ。 しかも、信奉者は、信奉者であるがゆえに…

言葉のやり取り

日頃は、誰しも、言葉に限界があることをどこかで知っていて、 それでもって、言葉のやり取りをしている。 だけど、時々、何かの拍子に、その感覚を失ってしまう。 だから、 無意味な議論に時間を費やしたり(空理空論に遊ぶ)、 言葉尻を捕らえてののしりあ…

言葉は不自然なもの

言葉というものは、人間が創り出したもので、そもそもが不自然なものと言える。 だから、真そのものを示すのに、言葉を使って、いつもどこか、なにか不足する。 そこで、さらに言葉を足して、その不足を補おうとすると、それをすればするほど、真から遠ざか…

人間は考える

いっぱい考える、そう、われわれには、いっぱい考えることがあるんだ! 人は、「考える葦」と言われるように、思考する存在として偉大なのだ。 しかし、いくら考える力を持っていても、 役にも立たない思考をしていると、 「分別過ぐれば愚に返る」というこ…

知識で戯れる

知識は、弄り回すとそれなりに楽しい。 ちょっとした、高尚な遊びみたいなことかもしれない。 それを遊びだというと、怒り出す人もいるだろうけど、 まあ、そう向きにならなくてもいいじゃないか。 研究論文を書こうとしているのじゃあ ないんだろうから。

ほめる言葉を使える?

人に負けることを恐れている人は、 人をほめる言葉を上手に使えないみたい。 その相手が、たとえ子供でも。 おかしいね。

言葉じゃなくって

君を助ける言葉も、君を励ます言葉も、見つからなくって、 どんな言葉も、全部違うって思えてしまって、 それでね、 君を、抱きしめてあげることができたら、どんなにいいだろうって、 そう思うこともあるんだ。

真理と倫理

自然の道理にかなうものを真理と言い、 自然の道理にかなう行いを倫理と言う。 こういっている人がいるけれど、考えてみなくっちゃね。 この場合の自然は、自然科学で言う自然とは、たぶん違うよね。

幸せを感じてみる

「最高です!」 なんて言葉が、 まかりとおってるのだけれど、 時には、 「幸せです!」って言葉を使ってみたらどう! きっと、本当に幸せな気持ちがすると思うよ。 きっと、味わい深い言葉だって、わかると思うよ。

独り言(ストレス解消?)

独り言でのストレス解消法というのがあるそうな。 それは、テレビを見ながら、するのだそうな。 で、どうするのかというと、 テレビを見ながらの、テレビに向けての、大胆な一人おしゃべりなのだそうだ。 どんなふうかというのを、隠しマイクによる録音逐語…

不倫

不倫とは、人倫にはずれることを言う。 あるいは人道にそむくことを言う。 人倫とは人道、すなわち人としての道である。 それは、人と人との秩序の関係である。 その秩序を乱したものは、自ずとその報いを受けることになる。 しかし、 今のその欲望を満たす…

天の声

今、「天の声」で我々の地上の世界はにぎやかである。 「天の声」の意味は、「天の考えを人に伝える声」とある。そして、「天」とは、「神」あるいは「神々」を意味し、また、「神々のいる世界」を意味する。 そこからの声であるから、有無を言わさぬものと…

子供たちのいじめの言葉?

子供たちは、けっこう、ひどい言葉を使っているらしい。 世間の、たぶん良識ある、そして、やはり少々年配の大人たちが聞くとぞっとしたり、眉をしかめるような言葉が、子供たちの日常のなかに、普通のごとく使われているようである。 そして、若い大人たち…

大好き

大好きという言葉を、3回言ってみた。 大好き、大好き、大好き。 大好きという言葉が好きになった。

百舌が鳴いています

百舌が、秋が来たぞ~、教えてくれています。 ここで一句拝借! 百舌鳴きて秋高らかに告げにけり (安藤勝美さんの俳句より)