2008-04-20から1日間の記事一覧

人間的価値が低められるのも

感覚そのものには、二分法は入ってこない。 しかし、通常の認知過程とその結果には常に二分法がある。 人間がつくる社会は、この二分法が幅を利かせるので、人間的価値を低められる人たちが常に作り出される必然を持つ。 したがって、 人間的価値が低められ…

抽象表現形態ですらも

言語を用いない抽象表現形態は、 我々にとって、 二分法を持たずにいられる大切なものだ。 しかし、それもまた、 常に二分法的世界の足枷(あしかせ)をはめられたり、 二分法的世界へ引き戻される綱につながれている。

人生の午後に

死に向かって生きる過程では、 生に向かって生きた過程で得てきたものを 捨てていくといい。 それはまさに、 自らを生きる生き方への道になっていくだろう。

高等動物として

高等動物として、人間として、生まれてきたがゆえに、悩んで生きねばならぬ。 人間とは、皮肉な生き物だ。

賢い人々

たくさん学習をして、世間で高等教育といわれる教育を受け、しかも、それなりに名のあるところへ行き、ともするとさらに上級の教育機関での教育も受けたような、そういう人たちの中に、まるでゲーム感覚で人生を歩いているかのような人たちが結構いる。 もち…