2007-07-01から1ヶ月間の記事一覧

他力の縁

人智の及ばない他力の縁の実在 実在という以上は、それが現実にあるということなのだけれど、縁の実在は客観的事実としても、それが他力という何がしかの力の働きか偶然かの判断については、客観的に証拠付けることはできない。 人は若いときには、縁という…

自然を愛する国民?

・・・口を開けば、日本人は自然を愛する国民だという。 それも嘘だ。 外国には自然自体を対象とした一流の文学作品がある。日本にはないとはいわないが、非常に数が少ない。 ふんだんに、優れたものとして残されているのは、自然自体を描いたものではなく、…

大衆

大衆には、おいしい話や心情論がよくうける。 そして、選挙では心情論よりもおいしい話の方が人々の気を引く。 大衆にその実入りを多くするような話は、おいしい話の部類だ。 しかし、おいしい話には、財源確保対策や物価への跳ね返り問題対策の話がなければ…

正直者、そして、あの世のこと

「君のように、なんでも正直に思うたことを口にしていたら、 そのうち十字架にかけられてしまいまっせ。・・・」 河合隼雄さんの弁だとか。(中沢新一さん、読売新聞07年月20日朝刊) こういう生(なま)の言葉は、著書の中からは見えてきにくいですよね。 で…

忙という字から

「忙」という字は「忄〈心〉」と「亡(なくす)」でできている。 心を亡くすとは、大自然につながる生命意識を失くすことだ。 〈加島祥造さん) しかし、 「私」の生命が大自然と結びついている、ということをなぜ見失うのだろうか。 頭でわかっていても、心…

九死に一生を得た人

九死に一生を得た人たちの声は、貴重だ。 戦時中を生き抜いた(生き延びた)人たちは、私たちの周りに、次第に少なくなってきた。 これらの人たちのなかには、九死に一生を得た人たちが多くいる。 殺されることを、あるいは死ぬことを覚悟して生きた人たちや、…

沈む

人間は、浮くものらしいのだけれど、 泳ごうと思って、 沈まないようにしようと思って、 バタバタしたり、懸命にやっていると、 なぜか、さほど進まずに、疲れきってしまう。 沈んでしまう。

女性の幸せは

ランダムブログで、ブログを渡り歩いていると、 けっこう自作の料理紹介に出会う。 そこで、ちょこっと考えたのだけど、 多くの女性にとって料理を作ることは、幸せの一つなのかもしれない。 もっとも、幸せとはと、あれこれ考えている女性にとって、 そんな…

人間が何のために生きるか

人間が、何のために生きるのかと問うなら、 自分にかかわりのあるあらゆるものの本質を認めて、 それを働かせるためだ、と言ってもよい。 自己が生きるんじゃないのです。 まわりにあるあらゆるものを生かすのです。 それが人間にとってもっとも大切な役割で…

私の道はどこに・・・

「・・・私の道はどこにありましょうか」 「道は前にあります、まっすぐにお行きなさい」 (種田山頭火、行きずりの問答より)

人間は変わる?

「人間は、変わる?」 「ん?」 「人間は、変わるの?」 「人間は、変わるよ!」 「性格が変わる?」 「さて、・・・それには答えられないけれど、・・・人間は変わっていくものだよ。」

南木さんと見川さん

南木佳士さんと見川鯛山さん。 どちらも、地方の(田舎の)お医者さん。 で、どちらも文筆家。 作風は、まったく違うのだけれど、どちらもすごく好きなんだ。 南木さんの作品からは、誠実に生きる姿が伝わってくる。その分、けっこう疲れやすいのだけれど。 見…

発明したらどう!

夜中に目を覚まして、 久々のブログ散歩。 で、 あるところで、イガイガのついたブラジャーの映像、そして、あるところでは電撃性ハエたたきの映像。 遊んでいると、どうでもよいことが浮かんでくる。 で、 誰か、痴漢撃退用に、「痴漢撃退・犯人発見用電撃…

身体をほぐさねば

ここのところ、時にめまいを起こすことがある。 貧血か! 低血圧か! たぶん、ひどい肩こりからだろうな。 気がつけば、ガチガチだものな。 まいったな~。 パソコンからくるのは仕方がないけれど、 もっと楽に行かなくっちゃな~。

目先のことにとらわれる?

目先のことにとらわれるなと世間では言われていますが、 春になればナス、インゲン、キューリなど、次から次へと苗を植え、水をやり、 そういうふうに目先のことばかり考えていたら知らぬ間に九十六歳になっていました。 目先しか見えなかったので、よそ見を…

雑想こそ

雑想こそは宝物。 雑想には、暇がいる。 雑想に遊ぶなんて、 こんな贅沢な暮らしはないだろうな。 「文人にとって、雑想こそは宝物です。」 と、アレックス・カーさんは言ってます。

日が出たら

日出而作、 日入而息、 鑿井而飲、 耕田而食、 ヒイデテサシ、ヒイリテイコウ、イヲウガツテノミ、タヲタガヤシテクラウ、 帝力何、 有於我哉 テイリョクナンゾ、ワレニアランヤ こういう漢文が、『十八史略』の「鼓服撃壌」にあるらしい。 こんな感じもいい…