人生はサバイバル?

人生も大分終わりに近づいているな、と感じています。そんな人生過程にあって、振り返ると、人生はサバイバルだなと思ったりするんですね。二十歳代で逝ってしまった友人もいるし、組織のトップまで行って、退職して数年で亡くなった人もいるし!私はという…

一人旅だけどちょっと誰かと話をしたい

旅は楽しい。 しかし、旅にも色々ある。 一人旅、二人旅、仲間旅、グループ旅、ひま旅、仕事旅、イベント旅など色々だ。 でも、ここでは一人旅の話。 一人旅は、日々の喧騒から離れるという魅力がある。 喧騒というのは、別に大都会の喧騒だけではない。 小…

優柔不断型人間との関係

紅茶にしますか、コーヒーにしますかときかれて「うーん」と唸るばかりで即答しない人がいる。お茶ぐらいならまだよいが、就職するか進学するか、結婚するのかしないのかを決断できずに、しかたなく事のなりゆきにまかせてしまう人がいる。煮え切らない人と…

はてなブログへの移転と開始(ヤフー・ブログから)

ヤフー・ブログから昨年12月に引っ越してきました。相変わらず、呑気にしていて、気がついたら12月。12月には、ヤフー・ブログの記事はすでに書き込めない状態となっておりました。そんなわけで、それまで長い間ちょくちょく見てくださっていた方達に…

ほめて育てることは間違っている?

「ほめて育てる」というのは間違っている、と野矢茂樹は次のように書いている。 確かに、ほめられるとやる気が出る。だから子どもを伸ばそうと思ったなら、ほめることはとても効果的である。しかし、「ほめて育てる」という方針は根本的にまちがっている。 ほ…

人間嫌い

中島義道さんによれば、 人間嫌いとは、つまるところ自分の信念と感受性に忠実に、世間と妥協しないでどこまで生き抜くことができるか、平たく言えば「わがまま」をどこまで貫けるか、実験している人種である。 (中島義道『人生に生きる価値はない』) 中島さ…

生きていることの真実

生きることの真実と書いても良いのかもしれません。 生きることの真実、あるいは生きていることの真実はどこにあるのか? 「真実は近くにある。それを探し求める必要はない。真実を求めるものは絶対にそれを見出すことができないであろう。」(クリシュナムル…

苦しみとの遭遇

この世の中には悪魔がいる。 ピアニストのフジ子・ヘミングさんは、確かご自身の人生を振り返るなかでそのように言っていたと思います。 もちろんこの世に悪魔が実在して、その悪魔に出会ったというわけではないでしょう。 言っている意味は、人生ではとんで…

不登校とは学校へ行けなくなることか

不登校とは「学校に行けなくなること」だと解するのは、多分普通のことでしょう。しかし、そんなふうに解してばかりいることに、慣らされてよいのかどうか。 各種報道でも、「学校へ行けなくなった」子供達と表現し、不登校の児童生徒数のグラフが表示された…

いのちと私

私が「いのち」を持つのではない、「いのち」が私になっているのだ。(西平直「魂のライフサイクル」) 「いのちが私になる」とは、どういうことか。 普通は、「私のいのち」と考える。しかしこう考えると、「いのち」は私の従属物だ。 「いのちが私になる」と…

いのちは誰のものか

自分のいのちは、自分のもの。 確かにそうだ。 私のいのちは、私のもの。 あなたのいのちは、あなたのもの。 確かにそうだ。 確かにそうなのだけど、少しぼんやり考えてみると、そうとも言えないような。 そう。 「そうとも言えないような」というところが大…

要領よく

要領よく生きるといっても、このブログでは勿論、私利私欲を満たすためではない。このブログの中でそれは、ほぼ一貫していると思う。 「私がより私になる」ためとか、「より高次の私になる」ためとか、「私という存在をより開花させる」ためとか、このブログ…

自由独立を目指して

ここでいう自由独立は、独立自由と表現してもよい。自由独立の両端をとって自立でもよい。 これは、他人(自分以外の人)に飲み込まれないで自分らしくしっかりと生きることでもある。当然それは、他人の価値観(他の誰かの価値観や世間の価値観)で生きることで…

夢をかなえるために

夢をかなえるためには行動がなければだめだ。行動を起こさなければだめだ。行動がなければ、夢は夢、空想に終わる。 実行に当たっての心がまえは、人目ばかりを気にしないことだ。人は人、自分は自分だ。自分の内容を充実させるための実行だ。未熟であれば失…

ものと金に縛られて

狭い世界の中で常識とされている価値で生きれば、競争原理で動くことしかないし、お金に振り回されるしかないし、そうすると虚しい。虚しさをいやすために、またお金によってものを買い込まざるを得ない。虚しさのストレスの解消のために、ものに振り回され…

人生と経済生活を考える

個人のライフサイクルと経済生活には、一般的に一定のパターンがあります。 ライフサイクルの各ステージについて考えてみます。 まず、教育を受ける期間を終えて働き始めると、自由に自分一人でお金を使えて、豊かになる段階があります。 次に、結婚して二人…

自立と他力

自立という言葉は、細かく考えれば色々な意味が含まれます。例えば、普通すぐ出てくるのは経済的自立でしょうか。そして精神的な自立(自律)も考えられます。さらに細かく自立概念を分析して、あれこれの内容を加える人もいます。 しかしここでは、生きるとい…

人生は流れゆくが

行く雲も、流れる水も、自然に逆らうことなく、すべてまかせきって漂い、移ろって行く。(枡野俊明) 人生は、大きな大きな目で見れば、移ろい漂うものにも見えてきます。 人生のその時々では、ただがむしゃらに懸命に泳いでいるような時もあれば、藪の中でチ…

それぞれの人生の道の歩み方

言うまでもなく、人の人生は百人百様だ。従って誰か著名人が、人生とは斯く生きるべしと言い切ったところで、その人はその時そう思っていたというに過ぎない。ましてや、抽象論では人生は生きられない。参考になる事があれば、何からでも参考にすれば良いと…

人生と運動会

瀬古浩爾さんの本の中に、人生を運動会の話と関連させて、次のように述べたところがある。少し端折って、載せます。 小学生のわたしは負けないようにと、走った。自分ではそんなことをする理由はなにもないのに、なんで一列に並ばされて競争しなければならな…

望まぬ結果

自分の望んでいない結果を生きている時、それを失敗と捉えていては、自分の成長は終わってしまう。(参考、升野俊明) 自分の望んだ通りに生きられている者など、この世にどれほどいるだろうか。ぐだぐだと愚痴ばかり言っていても始まらぬ。前を向いて歩くだけ…

お日さま

お日さま、まともに見ずに、自分の小さな影ばっかし見て歩いとると、お日さま忘れてしもうて、なんや、小さな影が自分じゃゆうて、思いこんでしまう。(佐藤勝彦) 自分というものは、小さくもなれば大きくもなる。 いずれも自分次第だ。 現代の教育からは、答…

生きていて

「生きていてよかった」というような、通俗的な感慨の表現がどこかうさんくさく、気恥ずかしいのは、生きることの手ごたえはそんなひとことで言えるほど、やわなものでもうすっぺらなものでもないということを、私たちがちゃんと知っているからではないので…

いのち

自殺をする人が絶えません。日本中で、一年間で2万5千人くらいの人(一時は3万人以上)がなくなります。統計に乗らない数もありましょうから、それ以上の人たちが自らのいのちを絶っていきます。悲しいことです。どうしたら良いでしょう。電話で、自殺にかかわ…

生きる意味がわからない

人は、「生きる意味がわからない」という悩みをもつことがあります。こうした悩みは若い時に多いですが、人生のどのような時期にも生じます。「生きる」現実に対して考えることが先行していると、起こってきます。「つまらない」と感じる、日々の充足感のな…

人間関係の悩み

人の悩みの多くは、人間関係にあると言ってもいいでしょう。自分と誰かとの関係。その誰かというのも様々です。親、兄弟姉妹、友人、恋人、夫・妻、子供、同僚、上司、部下など、人によって人間関係の悩みの相手は色々です。よく考えると、自分との関係に悩…

自殺をついつい考えるとき

また、自殺の話題がニュースになっている。日本における毎年の自殺者数は3万人前後。いや、実際の数はその数倍とも。しかし、あくまでこれは数の話で他人事。さて、自分の事となると数の話など関係ない。自殺する事が頭の中や心の中でちらちら度々出て来るよ…

自分なり

私が私に生まれたということ 私が私として生きているということ 自分で自分を信頼していいのだということ 私は私として生きていいのだということ 私が私に生まれたのだから、私は私のいのちを一生涯引き受けていかなければならないということ これらは基本的…

努力と継続

人(ひと)一たびこれを能(よ)くすれば己(おのれ)これを百たびし、人十たびこれを能くすれば己千たびす。(中庸) これは自身がより高次の人間になる為の取り組みを言ったものである。人間的高次というと話しは複雑だが、「自分をより高みへ」と考えるといい。他…

観念の遊戯に堕して

「気分の満足、観念の遊戯に堕して、理想を持ちながら、現実に虚しく亡んでゆく・・・」(安岡正篤) 理想を持つことは素晴らしい。気分の満足は心地よい。 若い人たち、あるいは若い時には、時にこの熱病におかされる。 しかし、人によっては、この熱病のよ…