2010-04-01から1ヶ月間の記事一覧

正しさを知る心

もし心に求めて正しいと確信できたなら、たとえその言葉が平凡な人から出たものであっても、決してこれを非としてはならない。 (cf.近藤康信『伝習録』) そのためには、まず、素直な心でなければなりません。 まず何よりも、自身に対して素直でなければな…

小さな私

人間はその本来的な自分を愛する心をもつが故に、欲に左右されようとする小さな自分に克つ(修め、整える)ことができる。(cf.安岡正篤『王陽明研究』) 人は、本来的な自分を愛する心を、本来的にもっている。 その本来的な自分というものは、思いのほか大…

私利私欲の私

私利私欲に囚われて生きていては、どこまでも、いつまでも満足や安心を得られることはない。 それは、幸せが足元にあることに気づかず、追いかけてばかりいる姿に似ている。 心のもち方しだいといえば、それまでなのだが、それでは正しくない。 それを正しく…

気がつく人と気がきく人と

ちょっとした人間関係で気がついたのだが、人にもいろいろな人がいて、「なかなか気がきくなあ」などと、人に思わせる人がいる。 もちろんこれには、相手にそう思わせようとしてそうする人もいる。 しかし、よく気がきく人というのは、必ずしも利害を意図し…

心がけしだい

誰かが「私」に、 「人は心がけしだいだ。心がけしだいで良くもなれば、悪くもなる。」 と言ったところで、 また、 「私」がそう聞いたところで、 何がどう変わるわけでもない。 要は、「私」が、 「私の心がけしだいなのだ」と、わからなければ、何も変わら…

人生の生き方

自身がその人生をどう生きるか。 人生の生き方は人によりさまざまといえるが、端的にいえば、その人しだいといって間違いない。 自分の人生を、しっかりと、主体的に、己がものとして自覚的に生きられているなら、それがわかるはずだ。 さまざまな要因に人生…