2011-11-01から1ヶ月間の記事一覧

自身の内に起こること

人心の霊なるは太陽の如く然り。 但だ克伐怨欲(こくばつえんよく)、雲務のごとく四塞すれば、此の霊烏(いず)くにか在る。 故に誠意の工夫は、雲務を掃(はら)いて白日を仰ぐより先なるは莫(な)し。 凡そ学を為すの要(よう)は、此れよりして基(もと…

からだをいたわりなさい

からだをいたわる。 自身のからだをいたわる。 いたわるというのは、大切にすること、疲れていればねぎらうこと、慰めること、休養させることです。また、自身のからだをぞんざいに扱わないことでもあります。 心とからだは区別できませんから、自身の心もか…

いつまでする?

いつまでするのですか。 死ぬまでですよ。 いのちを終えるまで、です。 生きているということは、そういうことです。

することによって

することによって、事が起こる。 することによって、事が成る。 することによって、事は動く。 しかし、しなくても、事は起こり、事は成り、事は動く。 それは、私がしなくとも、なにものかが、何事かをしているからだ。私がしていなくとも、していることに…

できることからやりなさい

何かを成し遂げようと思う者は、 まずその小事を努めるがよい。 大事をしようとして、 小事を怠り、 「できない、できない」と嘆きながら、 行いやすいことを努めないのは、 小人の常である。 二宮尊徳の言葉を参考にしていますが、「何かを」のところは「大…

努力を続けなさい

慎めや小子。 速やかならんと欲するなかれ。 速やかならんと欲すれば、大事を乱る。 勤めよや小子。 倦むことなかれ (二宮尊徳) 「小子」とは、「お前たち」と弟子に言っている言葉です。 「慎め」とは、「過ちなきように用心してやりなさい」でもよいでし…

本当の「知る」ということ

真正の知は、 知識によって得られるというよりも、 感情の陶冶存養によって得られる (岡田武彦『陽明学つれづれ草』) 本物の「知」というものは自身の血肉になっているものです。 「これだ」、などと言えるものではありません。 生きるなかで得て、養われ…

実行が伴わねば

善いことがたくさん書かれているというだけでは、それは何の役にもたたない物です。 善いことが書かれている物をいくらたくさん読んでいるといっても、役には立ちません。 善いことをいくらたくさん頭に入れていても、何にもなりません。 善いことをしっかり…