2008-04-01から1ヶ月間の記事一覧

こもる(心地よく篭らなければね)

新しい手ごろな穴を掘って、 そこへ入って、 穴の中を整えて、 居心地よくして、 蓋を閉めて、(人を遠ざけて) 落ち着かなければ、 それに鍵をかけて、 ひざでも抱え込んで、 心地よくなるまで、 しばらくじっとしていようかなあ。 きっと、じわじわ、なに…

欲と付き合う

欲があるから、幸福感も得られる。 欲があるから、向上もする。 欲があるから、罪も犯す。 欲があるから、失望する。 欲があるから、苦悩する。 生きている限り、私たちは自分の中に起こってくる欲から逃れられません。 それは、私が私をもつ限り続くもので…

地に足を付けて

地に足をつけて学ぶことによって、 人生をより深く生きられるようになるでしょう。 地に足をつけて学ぶとは、 自分の心の奥から出てきた問いを大切にする学び方です。 しかし、この学び方では、多くの人は、高い評価や点数は得られません。 その評価は他者が…

人生に咲く花

花がみなしぼむように、 青春が老いに屈するように、 一生の各階段も知恵も徳もみな、その時々に 花を開くのであって、永続は許されない。 (ヘルマン・ヘッセ、高橋健二訳「階段」より、『ガラス玉演戯』新潮文庫) 永続は許されないが、しかし、 その時々…

個人的な生き方

人に惑わされないようにするというのは大切なことです。 諸君、まともな見地を得ようと思うならば、人に惑わされてはならぬ。内においても、外においても、逢ったものはすぐ殺せ。仏に逢えば仏を殺し、祖師に逢えば祖師を殺し、羅漢に逢えば羅漢を殺し、父母…

考えてもしようがないのにね!

同じことを、グルグルグルグル、考えていることってない? 穴の中で、グルグルグルグル、まわりにまわって、 また少し穴を掘ってるってことない?

幸せはどこにある

苦しいと思うときこそ、幸せを、遠くにあるものと思ってはいけない。

神や仏のようになろうとする

人間は、神でもないし、仏でもない。 そして、 人間は、神にはなれないし、仏にもなれない。 でも、 人間は、神のようになりたがったり、仏のようになりたがったりするんだよね。 ここにも、人間の苦悩があるね。

恋―こころと身体(からだ)

恋をすると、 本当に胸の痛みを覚えたりすることがあるよ。 これも、自分を、こころと身体に区別できない証拠だね。

幸せ感を味わう

欲求があるから、幸せ感も、味わえるんだ。

醜くなるもの

年齢を経るにつれて、 肉体が醜くなっていくのは、 受け入れるとして、 年齢を経るにつれて、 心が醜くなるなどというのは、 受け入れがたいね。

安心できない人間関係

足をかけられる、ってことがあるよね。 安心して、普通に歩いていて、急に思わぬところからすっと足を出されて、つまずくとかね。 こういうのは、社会の人間関係では、時々あることね。 そういうことをするやつが、必ずいるわけね。 一回でもそういうことを…

芸術など

芸術のような、 言語を用いない抽象表現形態は、 それが表現過程の中にあるときには、「生」と結びついているが、 表現し終わった後は、 「生」の抜け殻のようなものだ。

愛を求める

人は、生まれたときから愛を求める存在なんだろうかなあ。 きっとそうだよなあ。 だって、一人では生きられないのが人間なんだもの。

こんなことを言われたら、参るよね。

心に残る言葉、と言っても、映画のシーンからなんだけどね。 映画、ノッティング・ヒル。 ハリウッドの人気女優、アンナAnnaと、 ロンドンのノッティング・ヒルで小さな本屋を営む男、ウィリアムWilliamとのラブストーリー。 二人ともまったく違う世界に生き…

人間って、残忍

人間くらい、やたらと同じ仲間を殺す生き物はいないね。 人間くらい、人間を殺す生き物はいないね。 人類が誕生して以来、どれほどの数の人が、そうやって殺されてきただろうね。 人間って、なんとも、残忍な生き物だよなあ。

反発しつつも求め合う

ある時期が来れば、女は男を求めるようになって、 ある時期が来れば、男は女を求めるようになる。 この世界に異なる二つのものがあれば、 反発しつつも求め合う。 この世界は、不思議な力をもっているね。 そして、私たちは、その力の働きのなかで、生きてい…

外の世界への関心と内の世界への関心と

たとえば、政治に関心があったりするのは、言ってみれば、外の世界のことなんだよね。 生きる意味がどうだ、とか、あれこれ考えるのは、言わば内の世界のことなんだよね。 この両方に、同じほど強くエネルギーを注ぐことはできないよ。 だから、たとえば、政…

居心地のよいところにはずっといたいよね

すでに過去になっている世界のはずなのに、 そこが居心地がよければ、 人はそこに留まりたがる。 それは、なにも、おかしなことではないんだ。

ベストを尽くしたけれど

君は、精一杯のことをしたんだ。 でも、うまくいかなかった。 そういうことは、よくあることなんだ。 誰にでもあることなんだ。

みんな、それぞれの愛がある

人の数だけ愛があると思うんだよね。 その愛は、輝いていたり、くすんでいたり、消えかけていたり、失っていたりするんだけど、 やっぱり人の数だけ愛がある。 その愛は、満たされていたり、忘れていたり、さびしがっていたり、 求めていたりするんだけど、…

自分の人生を生きていることの実感

自分の人生を、自分がしっかりと生きているって、実感したことある? そうたくさんはないよね。 ということは、 自分の人生を、自分が生きているはずなのに、 その人生は、自分が確かにそれを生きているって、ほとんど実感せずに生きてしまうってことなんだ…

高等教育も地に落ちる

高等教育も地に落ちかけているよね。 問いに対して、常に正解があるかのような教育が蔓延すると、高等教育も高等教育ではなくなるんだよね。 そんなふうに教わった者が、高等教育の教員になったりしてたら、高等教育は墜落するね、きっと。

本人が気づかねば

友人となった若い坊さんが、言うのです。 人を助けようなんて、傲慢ですよ! なるほど。 で、なんで? 人なんて、助けようがないんです。 いくら言っても、だめなものは、だめなのです。 本人が気がつかなければ、いけないことなんですから。 なるほどね。

偉くなるとね

人間、いっぱい勉強して、偉くなると、人としてよくなるのか、だめになるのかわからないね。 まあ、だめになるところと、よくなるところとあるのだろうけど。 大概は、 考えすぎる人間になってしまうんだよね。 何を考えるかって、・・・・まあ、いろいろ、…

恋をしているときの視界

桜の季節も終わりつつあるのだけど、 恋をしているときの視界というのは、 春霞を見ているようなものだろうね。 しかも、 満開の桜の山を、 春霞の中で見ているようなものかもしれないね。 現実なんて、見えっこないし、 現実を見せようなんてすると、きっと…

自らの人生であるのに

生きとし生ける者は、みな、有限のいのちを生きている。 人も、また、そのうちにある。 そして、人間のみが、自分のいのちが有限であることを知っている。 これを知る限り、そのいのちは、個人的なものである。 したがって、 如何にそのいのちを生きるか、ま…

生きていることの苦悩を救うもの

生きていることの苦悩は、貧しく生きても、豊かに生きても、失せることはない。 なぜなら、その苦悩は、生きていることから始まっているのだから。 そして、その苦悩は、人々に見られるものであっても、それ自体は個人的なものである。 したがって、ここでい…

打たれ強いばかりではいけない?

右の頬を打たれたら、 左の頬も打たれるように突き出すようなことをすれば、 君は、繰り返しびんたを食らうよ! それでもって、鼻血が出てきて、 うつむいたところで、膝蹴りを食らって、 倒れたら、足でけられて、昇天するまでやられちゃったりして! 幽体…

急き立てられる時間

人の生活時間を、せわしなく駆り立てているのは、経済ですよ。 君、わかっているのかね! はいはい、わかってます、わかってます!