2009-07-01から1ヶ月間の記事一覧

いのちと大切なものと

一生懸命、自分のこと、生きること、いのちのこと、人生のこと、愛のこと、などを考えて、 真剣に、 いのちより大切なものは本当にないのか、 と問われると、 いのちより大切なものはある、 という答が、 私の心に内に出てくる。 しかし、そう簡単に、それを…

政治家という人々

「恵なれども、政(まつりごと)を為すを知らず」(孟子)、という言葉がある。 みながこぞって小人を目指しているようだ。

強制されて生きる

子供のときから自分の興味によって動かされてきた人と、他から強制されて自分の興味のないことをしてきた人。その差は、とても大きい。(加島祥造『老子と暮らす』より) まことにその通りだと思いますね。 人間の成りようが違いますね。 もちろんそれは、社…

義と義憤と

義を見て為さざるは勇なきなり、というが、 しかし、 仁は過ごすべし、義は過ごすべからず(蘇東坡)、ともいう。 義憤が昂じての為せる業であれば、それは笑止ともなる。

謙遜と傲慢

どこまでも遜っていく。 その姿にも、傲慢さが見え隠れする。

生きる世界

人は内なる世界と外なる世界とのなかで生きている。 暮らしを生きる人間としては、そのいずれかの世界にあまりに深く偏りすぎては、生活を壊してしまうことになる。 内も生き、外も生きる生き方、 内も外もない生き方、 そうした生き方にあって、尚且つ、大…

苦しみと人間

人間というものは、苦しみを糧として生きることもできる。 「苦しみ」を「糧」とするなんて・・・、人間よりほかに誰ができるだろう。 神様だって、敬服するに違いない。

自身の根と宇宙の真理

地に根をしっかりと張るとは、宇宙に根を持つということです。 それは、宇宙の真理としっかりと結びつくということです。 「私」というものは、宇宙の真理と切り離して、生きられているわけではありませんからね。 しかし、しっかりとした根は、自身の自覚的…

心と最高善

至善は外界からの手を求めない。内部から培われ、それ自体から出でて全きものである。 安岡正篤氏は、これをセネカの教えと書いている。 これは、私が私を生きるところから生じてくる。これは、私を主体として生きるところから、自ずと生じてくる生き方であ…

おごりを大敵とする

私というものを傲慢にしてはいけない。 つまり、おごりには、とにかく注意しなければならない。 親としておごる者は子への慈しみを損ない、子としておごる者は親不孝をし、友としておごる者は友人からの信頼を失う。また、世間に対しておごる者は世間にあっ…

私が私を生きる(今、ここで)

私というものは、過去をもち、未来に及ぶものですが、 その私は、「今」、「ここ」を生きている、としか言えません。 そして、その「今」、「ここ」というのは、生きている「私」にとって、とどまることなく流れ行くものです。 本当は、私が生きているがゆえ…

職業の社会的価値の考え方

職業に貴賎はない、と言う。 これは、職業に貴いも卑しいもない、ということだが、これが素直におわかりになる人はたいへん結構なことだ。 しかし、現実の生活のなかにあっては、なかなか承服しにくいという人もあろう。 あっさりと承服できる人は、現実生活…

繰り返しの行為(大切なこと、大切な言葉)

自身をある方向へと仕向けるために大切なことは、繰り返し、繰り返ししなければなりません。 お経を唱えるのだってそうでしょう。 同じ言葉でも、自分に必要な大切なこととして、日々繰り返していると、 なんとなくわかっていたと思っていたことが、「アア、…

人生を軽んじるな

人生を安易に考えてはいけない。 自分の人生を安っぽくしてはいけない。 親に食わせてもらって育ってきて、その後は社会という親に食わせてもらって生きるなどという生き方に落ちぶれてはいけない。 生きるというのは、地道なものだ。 地道とは、地味、質素…

善悪の行動と心と私

私たちは、生きている以上、いつも何がしかの行動をしています。 そこには、 それをせざるを得なくさせる自らの心が働いていて、そうさせているといえます。 しかし、行動しているのは「私」であって、私に「私の心」がそうさせているのだ、と言うわけにはい…

生活習慣と人間

人間が、社会的に生きる人間になるためには、日常生活動作や生活習慣というものを身につけていかなければならない。 また、社会的に生きる人間を育てることのできる人間になるためにも、これらを身につけていなければならない。 あるいは、これらの重要性を…

功利主義的態度と自己成長

人格の内的な成長のためには、意識の功利主義的な態度を捨てる必要がある。(フォン・フランツ、『人間と象徴』より) 残念だが、社会的にそれなりの地位を得たものや財を成したものには、これは難しい。 テスト勉強に精を出して、勝ち抜くことばかりを考え…