2009-05-03 忠について考える 言葉 #その他人文科学 忠という字は、中にこころ(心)と書きます。 これを、心のなかを満たすと説明をする人がいます。 心のなかを満たす。つまり充実させる。それは、誠実な姿だといいます。 私たちは、ともすると封建時代における忠、すなわち主君への、現在で言えば上の者への義務と考えがちですが、 主従関係を越えて、人間のあり様を考えれば、 忠とは内省して自らを欺かず、良心の命じるままに従うこと、真心、誠実を意味すると謂えます。 自らを自らとして生きるために、大切な言葉(文字)だと思います。