忠について考える

忠という字は、中にこころ(心)と書きます。

これを、心のなかを満たすと説明をする人がいます。

心のなかを満たす。つまり充実させる。それは、誠実な姿だといいます。

私たちは、ともすると封建時代における忠、すなわち主君への、現在で言えば上の者への義務と考えがちですが、
主従関係を越えて、人間のあり様を考えれば、
忠とは内省して自らを欺かず、良心の命じるままに従うこと、真心、誠実を意味すると謂えます。

自らを自らとして生きるために、大切な言葉(文字)だと思います。