こんなことを言われたら、参るよね。

心に残る言葉、と言っても、映画のシーンからなんだけどね。

映画、ノッティング・ヒル

ハリウッドの人気女優、アンナAnnaと、
ロンドンのノッティング・ヒルで小さな本屋を営む男、ウィリアムWilliamとのラブストーリー。

二人ともまったく違う世界に生きている人。
でも、恋をする。でも、当然うまくいかない。

最後の盛り上がりのきっかけとなる場面でのこと。

アンナがイギリスでの撮影を終えて、アメリカへ帰る前に、カジュアルな格好でウィリアムの本屋へ最後の挨拶にやってくる。彼に会いたくて、彼の愛をもう一度確かめたくて、やってくるんだ。

ウィリアムも、アンナに恋をしてて、とても苦しい思いをしてるんだけど、もう、うまくいかないとも思ってる。アンナとの関係で、実際にそういう思いをしてきたから。

そんななかで、アンナがウィリアムに会いに来て、そして別れのキスをする前に、言うんだ。

And don't forget

I'm also just a girl

・・・standing in front of a boy

・・・asking him to love her.


男が、女性からこんなこと言われたらどうする?

切ない思いが伝わって、胸がいっぱいになって、
すぐに、その女性を力いっぱい抱きしめてしまうかもしれない。

でも、

I'm a fairly levelheaded bloke, not often in and out of love.

と言わなければならなかったウィリアムにとっては、そう簡単にはいかなかったんだね。
男の方だって、結構苦しんでいるんだ!

この後、一息あって、映画はハイライトシーンへと入っていく。


ここで取り上げた言葉は、格好のいい言葉というよりも、
女性が自分の心を男性に伝えるときの、しゃれた言葉って感じかなあ。

若い女性なら、もっとストレートかもしれない。あるいは、涙を出しながらこの言葉を口にするかもしれない。

少し年齢も経て、そして、社会的なしがらみも持っていて、年下の男性に思いを伝える言葉。
この映画では、アンナは世界に知れる人気女優ということだからね。

でも、
この場面のアンナは、両手を握ったり離したりしながら話をしていて、確かにどこか臆病な、かわいい少女の行動を思わせる。

I'm also just a girl・・・

この後に続く言葉で、胸がいっぱいになってしまう!