九死に一生を得た人

九死に一生を得た人たちの声は、貴重だ。


戦時中を生き抜いた(生き延びた)人たちは、私たちの周りに、次第に少なくなってきた。

これらの人たちのなかには、九死に一生を得た人たちが多くいる。

殺されることを、あるいは死ぬことを覚悟して生きた人たちや、

殺し合いのなかで生きた人たち、

仲間や身内の死を目の当たりにした人たちだ。


これらの人たちが、皆一様に同じ人生観や世界観、人間観、国家観、価値観を持っているわけではないが、

また、それら価値観に賛同できるかどうかはともかく、

これらの人たちの声に、言葉に、耳を傾けることは大切なことだ。


身近にも飛行機乗りだったという人がいるが、「旧北方領土・・・」を語るhiguma786さんや「老兵の繰り言」(特攻隊の生き残り)としてブログを開設している方も、そうだ。


これらの人たちが直截に価値観を語っているわけではないが、話を聞き、また、読ませていただき、「人間の生」や「生きている人間」について考えさせられることが多い。


九死に一生を得た人たちの声は、貴重だ。