気がつく人と気がきく人と

ちょっとした人間関係で気がついたのだが、人にもいろいろな人がいて、「なかなか気がきくなあ」などと、人に思わせる人がいる。
 
もちろんこれには、相手にそう思わせようとしてそうする人もいる。
 
しかし、よく気がきく人というのは、必ずしも利害を意図してそうするのではなく、自ずとよく気がきいて動く人なのだ、と思う。
 
これは、仕事などではたいへん有用だ。まさに、気が「利く」のであるから、そうに違いない。
 
仕事の人間関係でも、こういう部下や世話役がいればありがたいだろう。
 
一方、よく気がつく人というのもある。
 
こちらの方は、気はつくのだが、すぐ行動になるかというとどうもそうではないようだ。
 
もちろん仕事でも役に立つ。しかし、こちらの方は、あれこれ考えなければならないところで役に立つようだ。
 
そして、この人がどういう視点からよく気がつくかという点で、役に立ち方も、役に立つかどうかも、いろいろ変わってくる。
 
よく気がきく人の場合には、困ったこともあるようだ。
 
多くは異性関係でのことだろうが、好いてもないのに、好いていると勘違いされたりすることがあるらしい。
 
よく気がつく人の場合には、あれこれ言うが自分はあまり動かないと思われたりすることがあるようだ。
 
いずれも人の持ち味だ。そして、それぞれに長所があり短所がある。