2010-04-10 私利私欲の私 私 #哲学 私利私欲に囚われて生きていては、どこまでも、いつまでも満足や安心を得られることはない。 それは、幸せが足元にあることに気づかず、追いかけてばかりいる姿に似ている。 心のもち方しだいといえば、それまでなのだが、それでは正しくない。 それを正しくいえば、「私」次第なのだ。 「私」の囚われなのだ。 「私」が何に動かされているかなのだ。 心の本体的念慮でない場合は、それは私念であって、問題にならない。(伝習録・陳九川所録)