いのちを道具にするな!

子供のなかにも、大人のなかにもいるのだが(大人は子供よりも少ないと思うが)、

「死んでやる!」という思いで、それをする者がいる。

これは、
何かを得ようとして、自分の命を使おうというのである。

きわめて、幼稚で、愚かしいことである。

なぜなら、その「得ようとする何か」と「自分の命」とを秤(はかり)にかけてみるとよい。

普通の状態なら、答えは明らかだ。
「自分の命」の方が重いに決まっている。

命を道具にするというのはおろかなことであるし、残念なことだ。