人間としての私

死すべきものとして、「人間」も、他の生き物と同一線上にあるとはいえ、もとより「人間」はそこにとどまるものではない。
他の生き物と「人間」を区別するとしたら、「人間」が、自己を限りあるもの、みじめなもの、ちっぽけな存在であることを自覚しうる能力をもち、それがために尊厳な存在であることをも自覚しうる点にある。(中村元『仏教語源散策』松本照敬「人間」)

その尊厳な存在である人間を、尊厳な人間として生きたいと思う。