人間の教育と徳性

人間の教育というのは徳性の涵養にあるといえますが、これは学校の授業でいえば、道徳を学ぶということになるでしょう。

とすると、人間の教育にとっては、この道徳の時間で教えること、学ぶことこそ大切になるでしょう。

しかし、これがどのように教えられているのか、どの程度に教えられているのか、よく教えられないのか、よく教えられるような状況にないのか、このあたりはどうもわかりません。

しかし、こういう教えられるという人生の時期を終えた後は、自分で学んでいかなければなりません。

それができるものとできないものとでは、ずいぶん大きな差ができてきます。

生きることにより自覚的な人ほど、人としての生き方を考えるものです。

どこまでいっても人として生きるわけですから、少しでも徳性を高く備えた人間になりたいものです。