甘えた世界と子どもたち

大人たちによって、甘えた世界を提供されてきた子どもたちが、

青年となって、

今や、

彼ら、彼女たちが、

自分たちで、

甘えた世界を作り上げていく、

そういう段階にまで、

もう、きてしまっているのかもしれない。


それも、

一部の子どもたちではなく、

多くの子どもたち(子どもたちと化した青年たち)によって、

それが為されようとしている。


甘えた世界から抜け出ようとするのは、

ごく自然な生のかたちである。


しかし、

その自然な生を生きようとする子供(青年)たちを

阻もうとする子どもたち(子供化した青年たち)。


もはや一部となった子どもたち(青年たち)の

健全な生とその営みが蝕まれていく。


そういう危うい時代に、

すでになっているのかもしれない。

(いつの時代も、そうやって変化するといえば、確かにそうなのかもしれないのだが・・・。)