思いやる心について考える

思いやりとは、思いやること、あれこれと想像することです。

思いやりとは、あれこれと気のつくことです。

思いやりとは、他の者のことについて思い、その者の立場や気持ちを理解しようとすることです。

他のものを思いやる心がなければ、自分本位になってしまいます。

しかし、思いやりが強すぎても自分本位になってしまいます。

他の者への思いやりの心が働かなければ、他の者のものよりも自分のもの、自分の方が良いと簡単に考えてしまいます。
自分の考え、自分の気持ち、自分の行動、自分の表現物、自分の持ち物など、自分にまつわるものないし自分自身の方を、他の者ないし他の者のそれよりも安易に高く評価することになるのです。
それは、他の者にとって迷惑なはなしですし、自分にとってもよいことではありません。

一方、他の者への思いやりが強すぎると、相手のことばかりになってしまいます。
相手のことばかりとはいっても、その実、こうに違いないと相手のことに思い入れをしすぎてしまい、相手を見失った形になってしまうのです。
相手にとっては、迷惑なはなしとなります。
それは、自分にとってもよいことではありません。

他を思いやる心は、あまりに乏しいのも困りものですが、ありすぎても困りものですね。