神経症的症状を呈する国と政治家たち

周りの人の目を恐れて、常にびくびくしているというのは、神経症のようなものだ。

人がそういう状態になると、胸をはって堂々と生きる生き方とは程遠い生き方をするようになる。
そもそも自分に自信がもてないのだから、堂々と生きれるわけがない。

こうした病は外科手術で何とかなるというものではないから、回復にも時間がかかる。

なによりも、自分で自分をそうしているのだから、なかなかたいへんなのだ。

しかし、そうした状態を喜ぶ者もいる。

もちろん、当の本人ではない。

こういう病は、病もちの人にあまりたくましくなって欲しくない人には、好都合なことでもあるのだ。

これらの人は、その病もちが回復すると厄介だから、折に触れて病をあおるようなことをする。

そして、こういうのが周りにいると、病から立ち直るのはなかなか難しい。

このようなことは国家のレベルでも生じるから、興味深いといえば興味深いのだが、もし自国がそういう状態であるとすれば、これはとっても困ったことになるのだ。