正義を教える?

大分県では、教員採用の不正問題が処理されつつある。

「疑われている状況では、子供たちに正義を教える立場になれない」と言って、すでに辞めていった教員もいるらしい。潔いことである。

しかし、私は考えてしまうのだ。

もし、そのように言ったことが事実なら、その教員はさっさと辞めるにふさわしい教員だろう。また、今後も、教育職についてほしくない。

教員が「子供たちに正義を教える」などと公言するとは、なんと傲慢な考え方だろう。自分を正義の人間だとでも思っているのだろうか。
「正義」という言葉を使うのであれば、教師たちにとっては、「人の正義とは何かを考える人間を育てる」ことこそ大切なのだ。

その御仁は、すでに辞めるべくして辞める人間であったのだ。