庭の千草は、さびしく、うつくしい

突然、どこかから聞こえてきた[The Last Rose of Summer]

これ、「庭の千草」

千草っていうのは、「草花」って意味だろうけど、
英語にすると、たぶんただのflowersになっちゃうのかなあ?

もし、そうだと、「千草」って表現はいいよなあ。

外国の言葉をよく知らないのに、こんなことをいうのは我田引水かもしれないけど、

日本語は「いい」に違いないのだ。
そして、我田引水でよいのだ。
日本人である私は、当然、母国語を誇らしく思うのだ。

でも、原題の曲につけられている歌詞は、どのようなものだろう?


明治時代につくられた唱歌たち、

政府の教育方針に基づいてつくられたと思うが、政府もたいしたものではないか。
(軍国化でさびしくなっていくんだけどね)

まあ、そんなわけで、「庭の千草」を・・・

庭の千草も 虫のねも
かれて さびしく なりにけり
ああ 白菊 ああ 白菊
ひとり おくれて 咲きにけり

露にたわむや 菊の花
霜におごるや 菊の花
ああ あわれあわれ 
ああ 白菊
人の操も かくてこそ