雨ニモマケズ、風ニモマケズ=頑張って(?)

雨ニモマケズ、風ニモマケズ」

これは、よく知られている宮沢賢治の詩です。

私はこれを、「頑張りなさい!」ということで、子供のころに教育されたように思うのです。

しかし、それはとんでもない間違いでした。

もし、かつての道徳とか国語の時間でこのような印象を持たせる形で教師が教えていたのだとしたら、まことにもって困ってしまうというか、怒ってしまうのですが、それが定かでないので、不快な気持ちのやり場に困ってしまいます。

「頑張る!」ということとはまったく違うということに気づいたのは、大人も大人になって、再び読んでみたときのことでした。

真意は、「清浄な人間になりたい」ということでしょうね。

そういう人間に私もなりたいものですが、そうなるためには
世間で生きること、また、世間的に生きることを半分以上捨てなければならないでしょう。

せめて、詩の朗読でもいたし、そんな人間になったつもりになりましょうか。
(これも、嫌ですね。)