羽の話

羽の話といっても、羽子板の羽根ではなくて、赤い羽根の話。

赤い羽根といってもいろいろあるだろうけど、ここではみんなやってる(?)共同募金の話。

もうこの期間も終わったことだし・・・、このあたりでちょっと・・・。

街頭で、子供や青年が一生懸命この募金活動をやっている(やらされているのもあるかなあ)のを見ると、ちょっと引っかかってしまうところがあるんだよなあ。

やっぱり昔ながらの、気の毒な人にって感じもあるし・・・。

もうそんな時代じゃないし。(権利、権利といえる時代だからねえ。)

それに、あの共同募金というのが、多くの地域で、まるで税金のようにして各世帯から払われているっていうのは、あの子達は知っているのだろうかなあ。

学校の先生は、そういうことを知っていても、子供たちには言わないのだろうな。
(いや、それほど深く考えていないのかもしれないな。とにかく良いことは良いのだってね。)

まあ、各世帯が出すのはわずかなお金だけれど、各自治体を通して徴収されたりもしているしね。
もちろん断ることはできるけど、そういうのっておかしいという雰囲気や慣例というものが地域住民のなかにあるからね。

これに加えて、学校でも子供たちを通じて集めるから、学校から集めるのと自治体を通じて各世帯から集めるのとで、共同募金の7割がたの金額になってると聞いたこともある。

それに、本来生活に困るような状況をなくしていくのは、国や地方自治体の責任だろうし、そのための税金の支払いをしているのだしね。

善意を誘って、税金をさらに払っているような・・・。

赤い羽根って、やっぱりおかしいような・・・。