甘い社会?

甘い社会、と言っても、別にアイスクリームや飴を売る社会のことではない。

親が子供を育てるのに、厳しくもしなければならない、愛情も注がねばならない。
甘えさせるばかりではいけない、かといって厳しいばかりでもいけない。

最近の状況は、
子供が(あるいは子供たちが)、大人社会に対して、子供にどう対応するのがよいのかどの親も苦しむような、そういう要求を突きつけているようにも見えてくる。

それは、親子という場合で言えば、最も親が試されるときである。
別にそれほど意識して、子供は親を試そうとしているわけではないのだが、親の行動によっては、親を厳しく拒絶するようになるし、あるいはそれとは反対に、親との親密な関係をつくるようにもなる。

さて、親子ならよいのだが、最近の状況を見ると、
個々の親子間でなされるようなことが、子供と社会の間で起こってきているようにも見えてくるのだ。
子供が社会を相手に試しているようにも見えてくるのだ。

子供が親を試す、子供が教師を試す、子供が学校を試す。・・・まあ、あるだろうなあ。

子供が社会を試す?・・・・・・あるのかなあ? あるのかもしれないなあ。