給料泥棒?

人の働き方は、いろいろです。
そして、
どこの職場にも、いろいろな働きをする人がいるものです。

あまり成果に貢献いているようにない人もいれば、目に見えて成果に貢献している人もいます。

どこかで読んだものか、聞いたことなのか、定かではありませんが、次のような話があるそうです。

仕事の成果の多くは、仕事をしている者のうちの、もっぱら2割(3割?)ほどの人によって生み出されているということがわかった。
そこで、それぞれの部署から優秀な者だけを集めてプロジェクトチームをつくり、新しい仕事をさせた。
(つまり、2割に相当する有能な者たちを各部署から集めてチームを作ると、そのチームメンバーのすべてから無駄なく成果が得られる、と考えたのです。)
しかし、
そのチームで作り出される成果を検討すると、先と同様に、もっぱらそのチームメンバーの2割(3割?)の人によって生み出されていたのです。

これって、どういうことかというと、
職場には、成果に直接結びつくような仕事をしている者(有能とされる人)はそお多くおらず、その一方で、あまりというか、ほとんどというか、直接成果に結びつかないで働いている者が大勢いる、ということです。

ここで、大切なことは、直接成果に結びつかないで働いている者が大勢いるからといって、その者たちが役に立っていないわけではないということです。
有能な2割か3割の者の仕事は、残る8割か7割の者によって支えられているということです。

そこで、話がぐっと飛躍するかもしれませんが、
自らを、「給料泥棒と思われているかもしれない」と思って、自分で自分を痛めている人。

この人たち、胸を張って、明るく給料泥棒的生活を続けましょう!
(私なりに、仕事に貢献しているのだ、ということでね。ただし、首にされるわけにはいかないと思っている人は、そういうことのないようには気をつけないといけない。経営者の腹のうちはわからんからね。「釣りバカ日誌」の浜崎さんのような人を、私は好きですねえ。)

経営者の方は、職場の人材を鷹揚な目で見るべきですね。
ぎすぎすした職場は、いずれ壊れます。