人を助けたり育てたり、育てられたり助けられたり

この社会には、人間を助けたり、育てたりする仕事についている人たちも多いが、

その人たちの多くが、

人の本当の幸せとは何かとか、人間の成長とは何かとか、人が人生を全うするとはどういうことだとか、自己実現とはどういうことかとか、

そういうことを真剣、深刻に考えないで生きているというのは、まったく情けないことなのだ。

しかも、そういう専門的な人間を信じたり、信じざるをえなかったりして、
助けを求めたり、助けられていると信じていて、いっこうに光が見えないとか、むしろ光とは違う方向へ向かったりする人がいるというのも、また、不幸なことだと思う。