言葉に惹かれるというけれど

誰かの言葉にすごく惹かれたとします。

その言葉、いいなあと思ったりします。

その話いいなあと思ったりします。

よくぞ言葉にしてくれた、と思ったりすることもあります。

でも、それって、日ごろ自分の心のどこかにあったものなのです。

そのことをよく知ることが、とても大切だと思うのです。

自分の心のなかのほうにあって、でも、よく見えないでいたもの、気がつかないでいたもの、でも、気づきたいとか、知りたいとか、何かあるぞとか、そんな感じがしていたものが、何かの拍子に自分の外で見つかる。

そんな感じで、誰かの言葉に惹かれたりするのです。

そう考えると、言葉じゃなくて、自分の心を知ることにつながるように思うんですね。

そして、そういう自分の心をもっと大事にできるようになる、そう思いますね。

誰かが言ったということではありますが、それは自分の心にもともと有ったものなのです。
言った人を、大した人だと評価をするよりも、自分を、自分の心を、なにより評価しなければなりません。