クチの暴力

女の暴力というと・・・

クチなのだ。

クチの立つ女というのは、暴力を振るっているようなものだ。

何の痛みもないじゃないか、と言うかも知れないが、

実は、けっこう痛いのだ。

それが肉体ではないから、「痛い」と気づいていないだけなのだ。

それが証拠に、ある統合失調症の患者さんの話がある。

「お前なんか死んでしまえ」とか、たくさん声が聞こえてくるのだそうだ。

それを、彼は「痛い」と言う。

まるで、槍のように刺さるのだそうだ。

客観的現実のものであれば、逃げられもしようが、自分のなかで聞こえてくる言葉からは逃れる術がない。

だから、「痛い、痛い!」と叫ぶのだ。

まったく、気の毒な話だ。

こういうのを聞くと、クチの暴力という表現がおかしいとは言えなくなる。

そういうクチによる暴力を、目いっぱい使う女がいる。

時々、男の暴力がDVだと言って問題になるが、
そういう女に対して、どうしようもなくなって、ついに我慢しきれず、腕力に物をいわせた男だっているかもしれない。

そういう男が、DVだDVだと言って、わいわい袋叩きにあっているなら、気の毒としか言いようがない。


時々、女のずるさを感じるときがあるんだよなあ。