追いつけず

休みなく動きながら世界は広がっている

私はいつも世界に追いつけず

夕暮れや雨や巻雲の中に

自分の心を探し続ける
  (谷川俊太郎の詩の一節より)


すぐ近くのものを見ていると、どんどん流れ去ってゆきます。

でも、遠くを見ていると、景色はそう早くは変わっていきません。

はるか遠くを見てみると、何だ、何も変わってないじゃないか、なんて、思ったりもするものです。

そして、これらは全部本当なのです。