環境と生活体との関係から

意識的思考の始まりは、生活体と環境との間での相克が起こることから来る。

そして、意識的思考の第一の目的は、その、あるいはそれらの対立を確認することにあり、次の目的はそれを解決することになる。

しかし、思考ばかりが働きすぎるようになると、思考することが当初の目的にとって変わる。

当初の目的は単に描かれた絵(象徴)に過ぎないものとなり、当初の(ことの始まりの)目的にはそぐわない努力(むなしいエネルギーの浪費)が繰り返されることになる。