持てる者のそれぞれが、それぞれなりに供出をして、
その集められた財貨が、持たざる者へ、また、必要とする者へ、また人が必要とする時に、金品あるいはサービスとして提供される制度が、
社会保障というものだ。
人は必ず病に会う、老いる。それは、人としてその生涯を生きる上で避けることのできないものなのだ。
そのことによる生きづらさの困難の責任を個人に負わせることなく、社会が負う。
それを社会が承認し、そのための制度をつくった。
それが、
社会保障の制度であり、資本主義社会の中での賢明な制度なのだ。
(その運用が適切かどうかは、また別の問題だ。)