近所の国(の落ち込みの話)

落ち込みと言っても、これは株式の話。

今朝のトップニュースがこれだった。

ニューヨーク株式の急落ということだったが、原因はなんだろうと聞いていると、中国株の急落ということだった。

今は知らないが、ひところ中国株が人気と騒がれたときがあったので、あわてた人も多いのではあるまいか。

株価での騒ぎを聞くと、ブラックマンデーよりも、むかし習ったウォール街に始まる金融恐慌をすぐ思い出してしまうのだが、中国株のちょっとした動きで世界中の株価が連動的に影響を受けてしまうのだから、中国経済もそこまできたか、という思いである。

左手で赤い旗を振って共産主義国と言いながら、自由経済の金の壺に右手を突っ込んでほくそ笑んでいる顔を想像してしまう。

軍備の開発は怠らず、日本を内政干渉で牽制し、自国の中では共産主義と言いながら貧富の拡大をどんどん作り出している状況は、何とも奇妙で、そのしたたかさを不気味に思うのは私だけだろうか。