教師としつけ

しつけって、身を美しくって書くんだよね。

しかし、今や、もう、はっちゃかめっちゃかって、感じなのかもしれないな~。

躾(しつけ)のできていない、はっちゃかめっちゃかの子供たちが多い中では、躾のできている子供は不適応になってしまう。
そして、その子は、不適応児のレッテルが貼られる。

躾のできていない子供の不適応よりも、躾のできている子供の不適応の方が目立ってくるかもしれない。

もし、こういう場合がおこれば、どうやって適応させていけばいいのだろうね。
躾を壊していくのかなあ。


先生は、子供を教育する前に、子供の躾から始めないと、教育できる状況がつくれないって、ヒステリックに叫んでる。

でも、これって、もうだいぶん前からだよね、きっと。

でもって、
こうなると、躾ができている子には、エネルギーを注げない。
躾ができてない方をみるのに追われるからねえ。


それでもって、先生の方も、はっちゃかめっちゃかで、ガ~ガ~、ぎゃ~ぎゃ~、わめいたり、おら~、てめ~ら~、と脅しをかけたり、おおさわがし。

躾のできて、しとやかな子は、ビビッて、またまた、不適応。

これじゃあ、あんまり、たいへんだ!


おかしな母ちゃんは、先生がしっかり躾をしてくれないとほざいてくる。

別の母ちゃんは、先生が、子供にきつすぎるとほざいてくる。


一生懸命、塾通いをさせてるおっかあは、宿題をあんまり出すなと、ほざきよる。

教育を学校に期待するおっかあは、宿題をちゃんと出してくれと、ご注文。


先生さまは、さすがにくたびれて、へ~なへな~の、へ~なへな。

これじゃあ、やってられねえと、毎日、適当にやり過ごす。

まともに頑張る先生は、やがて心療内科の待合所。

待合室で、ふと見ると、まともな生徒も診療待ち。

先生、ますます落ち込んで、いっそ入院をと申し出る。


診療内科の先生は、てんやわんやで大忙し。

何をしてるかわからぬままに、予約手帳は真っ黒け。


これじゃあ、まともな人間が、あまりに気の毒かも、知れない。