正しいとすることを、頭でだけで理解していると、行動の上において、大きな過ちを犯すことになる。 事の大小、軽重があることをわきまえていなければ、小さな信義を守って、大きな信義を失う。
「私」というものを、折々に摑みなおし、まさに「私」であることを確認しなければ、あいまいな私のままに、さも「私」であるかのように生きているに過ぎなくなる。 私欲の日に生ずること、地上の塵の如く。一日掃わざれば便ち又一層有るを。 (伝習録)
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