あくせくしなさるな!

こんな詩が思い浮かんできました。


昨日またかくてありけり

今日もまたかくてありなむ

この命なにを齷齪(あくせく)

明日をのみ思ひわづらふ

島崎藤村千曲川旅情のうた」より)


自身について、思いわずらうというのは、
どういうときが多いのだろうか。

思いつくことの一つに、要求水準が高くて、あるいはまた、一方で、自己評価が低くて、というときがあるようだ。

要求水準というのは、私はこうあるべきだとか、私はもっとこうあるのがふさわしいとか、もっとこうしたいのに今の私は一体どうだとか、まあ、いろいろなかたちで出てくる。

要求水準というのは、要求の水準であるから、現状についての自己評価より高いというのはある意味当然といえるかもしれない。
これにより自己をより高みへ持っていこうとする動きも出てくるのだろうが、ともすると、欲求水準が少々高すぎると、自身でハードルを作って、マイナスの自己評価ばかりを作り出すことにもなる。

また、同じ一人の人間でも、体調のよいときもあれば悪いときもある。周りの環境が調子よくないときもあれば、調子のよいときもある。

それに応じて、要求水準を高めたり、低めたりすることもあっていいだろう。
あるいは、一時要求を中断するということもあるかもしれない。
あるいは要求の転換ということだって、考えられるはずだ。

このあたりをバランスよく持つように、気をつけたい!

ややこしい話になってしまったワイ。

島崎藤村さんの詩で、よいのですじゃ。

ということで、ここに再び・・・


昨日またかくてありけり

今日もまたかくてありなむ

この命なにを齷齪(あくせく)

明日をのみ思ひわづらふ

(明日は、わしゃ、昼寝をしたい!)