自身の根本を見失わぬように

「生きるということの根源に触れ」つつ、「自分につながった命をいつくしむという生活」をして行きたい。(かぎかつこ内は、灰谷健次郎さん「エッセイ集2」から)
そのためには、地から足を浮かせた生き方をしないようにすることだ。地に足をズボズボと埋め、足を半ば取られながら歩いて生きるくらいがいい。しんどいだろうけど、ぶさいくに多少は見られるだろうけれど。
日々、喧騒の中に生きる多くの者にとって、人工的刺激が五感に入るのを避ける時間をもつことは、自分にかえり、自分のもとにかえることや、生きる根源につながる機会が少しは得られることになるかもしれない。