自分を許さない

「自分を許さない」というのは、自分を責めることでもあります。
しかし、それでは大いに説明不足です。むしろ、常に自分を省みる、といった方が、よりかなった説明になると思えます。
それをもっと強くいえば、「常に自分を厳しく省みる」ということになるでしょう。しかし、これは、なかなか難しいことです。
でも、「よく自分を省みる」なら、できそうです。そして、そこに、「自分を許さない」というものがあること、これが大切なのだと思います。

これは、さほど大それたことではないのかもしれません。
なぜなら、誰しも、そういうものをもっている（そういうことをやっている）のですから。ただ、「自分を許す」が克ってしまうことが多い。これが、問題なのでしょう。

いまひとつ、「自分を許さない」だけではだめだということがあります。それは、「（自分を）受け容れる（受け容れている）」ということです。この「自分」というのは、「状況に置かれている自分」ということも含めての自分です。

「自分を許さない」と「受け容れる」がともにあって、自身の向上が実現していくのではないかと思います。
もちろん、これは単なる思考ではなくて、行動を伴ってのものですが。