私の本体

「心の本体は天理であり、しかも天理はただ一つです。」
(吉田和男氏、陽明学

「心の本体」と言うのがわかりやすいのかもしれませんが、これは我が身を引き離した表現ですから、生きている私というところからは、「私の本体」とする方が、より実際的になります。

天理とは、天の理(ことわり)でよいでしょう。

しかし、あまり抽象的に考える必要はないでしょう。

もっと、具体的、実際的であるのが良いでしょう。

なぜなら、私が生きているのは、まさに、具体的で、実際的なのですから。

とすると、天は、まさに、仰ぎ見ての、この「天」となります。