主人公

「主人公」

  「はい」

「目を覚ましていなさいよ」

 「はい、はい」

(無門関)


主人公とは、自分の真己、真我、本体、御本体である。

この「主人公」は、悟らねば見えぬという人がいるかもしれないが、思えばわかるはずである。

自身がそれを曇らせているから、わからないのだ。

「ほら! そこにあるではないか!」
というほどのものである。

そして、わかれば、
日々に、真己を曇らさぬようにしていくのである。