私を自己の所有物としてみてしまう

わたしのこの躯殻(からだ)は、本来天地間の公共物であって、そこにはおのずから本分一定の命がある。しかし、人はとかくそれをよく明察しないで自己の所有物と考えるので利を求めこれを逐うて反省せず、結局生涯悟ることがないのである。(月田蒙斎)

今や、われわれの誰しもが、自身が自身の所有物であることを疑わないのです。
そして、起こるべきことが起き、起こすべきことを起こすのです。