自身の価値観を大切に生きる

人として生まれて、自身の価値観を大切にして生きなければ、それはそれはもったいないことのように思います。

ここでいう自身の価値観というのは、もちろん私利私欲のよる価値観ではありません。

真の価値観というものは、きっとどの人の本来的な心も頷(うなづ)かせる価値観であろうと思います。それは、あらゆる人の根幹につながっているからです。

それは、決して上辺のものではありません。

世間の価値観、多数の人々の価値観、組織の価値観など、ともすると自身が巻き込まれたり、自分を失うほどの力をもつ価値観がありますが、それでも人は「自身」を失う者ではありません。それは、誰もが知っているところです。

本当は、どの人も、自分の価値観というものは失われてしまわないのだと思います。

しかし、失われてしまわないのに、失われた形で生きるというのが大抵の人間の生き方なのかもしれません。

だからといって、そうであるのが良いわけはありません。
多数の人の生き方は、確実に「私」の生き方ではないのですから。