人がどう生きようと

それなりの人間が、人がどう生きようが知ったことではない、と公言したら、世間の心やさしい大勢の人々から反発を買うことだろう。

しかし、他人(ひと)の生き方をあれこれ言うよりも、自身の生き方にいつも注意を向けていなければ、すぐさま頼りなくなるほどに、自身というものはおぼつかないものだ。

感動してもすぐ忘れる。

もう、すでに、大抵の者は、初日(はつひ)に手を合わせた気持ちを忘れているに違いない。