生き方の選択

さて、どのような生き方をするか。

金をたくさん得ようと頑張るのもよい。しかし、頑張りも過ぎてはいけない。

金をむさぼるように頑張ると、その身は富んでも自身の内実は飢えて貧しくなる。心のさもしい(いやしい)人であるというのはそのことである。これは、誰もが知るところである。

高い地位につきたいと頑張るのもよい。しかし、頑張りも過ぎてはいけない。

高い地位にいると身体は楽になるが、心が疲労することが多くなる。これは、知らぬ者も多い。

物の足るを知る者は、不満は少ない。これは、誰しも知っているはずである。しかし、しょっちゅう忘れることである。

いずれにしろ、言えることは、
人として生まれての、人間を高めようとする生き方である。

自身を人間として高めようとする思いは、いつも大切にし続けなければならない。