弱さ

自分が弱いと、何かにつけて事から逃げるばかりになります。

自分というものも、気の強くなれているときがあったり、気が弱くなっているときがあったりします。

「気」というのですが、たくましくいられているときと、そうでないときがあるといってもいいでしょう。

強くいられるときには、たくましくこなしていく、あるいは打って出るということもあるでしょう。でも、もちろん注意深さを忘れてはいけません。

弱くなっているときには、自分が痛めつけられないように、警戒するもので、それはそれでよいでしょう。そういうときは、あまり無理をしないことです。場合によっては、うまく逃げる、ということもあってよいでしょう。

ところで、気が弱くなったり強くなったりするというのにも、いろいろ理由があるでしょう。

たとえば、事によって、自身の強さが変わりやすいとすればどうでしょう。

自身の外部の変化(あるいは出会う人)によって、自分の強さが変化する。自分が弱くなったり、強くなったりする。

誰しも考えるでしょうが、これではときに強い時があったとしても、決して強い人間とはいえない。

できれば、前述のような自分ではなく、事になるべく左右されない強い自分でありたいものです。

そうであれば、是非、そういう自分になるよう努力すべきです。

先に、事によって、というところで、自身の外部の変化でと書きましたが、実は自身の内外の変化でというのが本当です。自身の内外の変化に関わらず、強い自分でいたいものです。