ものや人を比較して、
評価しつつ見る心がないとき、
私たちは「あるがままのもの」を見、
知ることができます。
ものや人を比較するとは、外物を基準にするということです。
比較して評価するとは、比べて良し悪しを判断するということです。
本当のものを知る時には、そうした眼は働いていません。
自身の純粋さが、そのまま働いている時、
自ずと知るものこそ、あるがままのものなのです。
そのとき、そこに、良いも悪いもない、
しかし、正しいものが見えるのです。
そのことを最もよく知っているのは、自分自身であるはずです。