人生を漂わせる自分がある

ただ、

猫の眼の如く移り変わる風俗習慣の流れの中に萍(うきくさ)のように漂うて、

新を真と心得ている者は浅露(せんろ)である。

達人は万古(ばんこ)の心を思う。
安岡正篤『ますらをの道』、宮本武蔵「独行道」解説。)


これは、いつの時代にもある人の姿である。

人のことはとやかく言わぬが、

この世に生まれた以上、

己を大事に生きたいものである。