死の覚悟と生への愛

我々は死を覚悟するが故にこの生を愛する。・・・死の覚悟を死に臨んでの自暴自棄と誤ってはならぬ。死に臨んで捨鉢になるのは肉欲の外無き俗心の狂乱である。(安岡正篤『日本精神の研究』)
 
覚悟というのは、言葉で解するものではない。
 
死の覚悟とは、本当の意味での生の自覚である。
 
生を愛すること、
 
そこには、有限の生への慈しみがある。有限の生への覚悟した生き方がある。