人生において求めるもの

人生の前半では、自分の外に求めるものを見い出していく。

まさに、人生はこうして始まる。

しかし、人生の後半からは、どうか。

「わたし」のなかに求めるものを多くしていくのが良いようだ。

晩年になれば、なおのことである。



自身のなかに、求める対象は少なく、自身の外に、求める対象があまりにも多い、一見するとこれが人生であるかもしれない。
(cf.貝塚茂樹孟子』尽心章句上)