人世を厭う

人生を愛する者ほど深く人世を厭い、自然を慕う。
安岡正篤『「人間」としての生き方』)

我が人生というものは、大切に生きたいものだ。

ある程度の年齢になれば、人世から少しばかり離れてみる方がよいのかも知れぬ。

もっともそれができる者、できぬ者があろうが・・・。

できぬ者は、しがみつかねばならぬものがそこにあるのだろう。
そういう者は、人世を厭う間もないだろう。
そういう人生を歩む者なのだから、それはそれで仕方がない。

我が人生を大切に生きたいと思う心が、人世を厭うのだ。