ぼんやりとした私

私というものは、日々に、常に自覚していないと、すぐにあいまいになっていくものです。

奇妙に思う人も多いでしょうが、それは、大抵の人は、私は私で生きていると思っているからだけのことなのです。

そのくせ、実は、周りの人のことを気にしつつ、それに大きく左右されつつ、流されつつ、ぼんやりとした私のままで生きているのです。

気をつけないと、私というものは、それほどいいかげんな、また、いいかげんなままに生きられるものなのです。